釈尊の聖句 245

245 慚愧心あり、常に清浄を求め、執著なく、謙遜にして、清浄の生活を営み、識見ある人の生活は困難なり。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一八 垢穢品 五五頁)
 清らかに生きる 
恥ずる心あり、つねに清らかさを求め、ものごとに執着せず、謙虚にして清らかに生きる知恵あるものにとりては生活はかたし。(田辺聖恵訳)
◎出家宗教者の生活はむずかしいか。それは物質生産をせず、精神の価値生産をするからである。大衆はその精神の価値を求めるとは限らない。己のあり方をつねに反省し、恥じないようにするには、よほどの厳しさだ。それが宗教者を本物にする自然の方法。物の豊かさに最も遠くに居ないと知恵は恵まれない。田辺聖恵

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