自己価値の全現

   『自己価値の全現』        
生き甲斐論も幸福論も限界がある
それは自分中心の満足の追求であり
満足の追求は行き詰まりになるからだ
 真理の追求体得には限界がない
 それは自分を含めた一切の真理であり
 その体得実行にははてしがないからだ
自分の欲望は少なめにして満足し
真理への欲求は次第々々に多くする
この様にして自己価値は全現する
               
 [自己価値の全現]−人間主義には自分を中心にする欲望本位があり、その欲望はとかく肥大するものであるから、やがては自己破滅にとなり易い。そうした欲望への無欲論は大変な努力を要するが、必ずしも人間価値とはならない。

  『現代性未来性を持つ時にそれは宗教となる』
 宗教とは人間にとって宗(ムネ−大切な)教え。それは人間価値の全現である。無欲的消極表現ではない。自我欲望エネルギ−を価値追求エネルギ−に転換する事である。これは生き方として最大最高の積極的なのものとなる。