露見せり「邪馬台国」目次

 目次

 はじめに

 「邪馬台国」論争の歴史秘話

第1部「邪馬台国論争」の歴史を裁く

 第一章 現状の「邪馬台国」論争は危機的状態

  日本考古学の危うさ/「邪馬台国」論争における日本文献学の自信のなさ

  考古学分野のさらなる悲劇/現状の歴史学会は健全性を失っている/付記(地道  な考古学の成果は蔑ろにされている)

 第二章 考古学よ、歴史学よ目を覚ませ

  「邪馬台国」論争における『記紀』の弊害

第2部「邪馬台国」所在は「魏志倭人伝」だけで解ける

 第一章「魏志倭人伝」を読み解く鍵は交通(物流)システム

  当時の交通(物流)システムとは/『三国志』以前の史書は交通システムの基準  が異なる/「海の航行」での問題点/倭国おける陸上交通(物流)システム/   「水行」は当時の物流システムの要

 第二章 史書「魏志倭人伝」の行程記述は精緻

  「對海国」と「一大国」記述は倭国の交通インフラを語っている/「邪馬台国」  所在を解く鍵は「行」の文字/「魏志倭人伝」の里数記述の語順とは/「魏志倭  人伝」の里数記述は信憑性が高い/「魏志倭人伝」記述の方位について

 第三章「魏志倭人伝」の「一里の定義」について

   走行距離と直線距離の混同/土地の大きさ表示は/「一里」の正しい定義/付記 「魏志倭人伝」の物差しの検証

 第四章「魏志倭人伝」行程記述の正確さの証明

  「狗奴韓国」までの行程は川をつかった/狗奴韓国の所在検証(「水行」再検/ 「對海国」と「一大国」記述は「陸行」の定義を証明している

第3部 「邪馬台国」は露見した

 第一章 従来の「邪馬台国」論議の問題点と新手法について

  従来の「邪馬台国」論議は推論が多い/論争で忘れられている「魏志倭人伝」行  程記述の鍵/「邪馬台国」所在論議には「前提条件」が必要/従前は理解不能で  あった「末蘆国」記述/「邪馬台国」所在探しの進め方と手法 

 第二章「末盧国」と「伊都国」の所在

  「伊都国」は「末蘆国」とはかなり近い(「伊都国」記述は従来では大きな誤解  があった)/「末蘆国」所在の一次評価/「不彌国」記述は「末蘆国」最終評価  の決め手/「末蘆国」と「伊都国」所在の最終評価

 第三章「末盧国」から「不彌国」までのルート

  正確な「末蘆国」と「伊都国」の所在/正確な「奴国」と「不彌国」の所在/   「不彌国」で利用された川の検証/選定されたルートの正当性について(地勢を  知れ)

 第四章「投馬国」は以外と「不彌国」から近い

  「投馬国」記述の解釈とは/「不彌国」から「投馬国」ルートとは/魏使節はも  しかすると大宰府も訪れた/「投馬国」はここだ

 第五章「邪馬台国」は露見した

  「邪馬台国」の定義について/都の場所についての評価検証/「邪馬台国」は露  見せり

 第六章 本論のまとめ

  「魏志倭人伝」に描かれた国々について/『隋書』「流求國伝」の「水行」記述  について/大和説最大の弱点は?/九州説論者は大和説を実は助けている

附属 「魏志倭人伝」和訳

一章 前書き

二章 本論

三章 後書き(総括部分)

四章 年表

 

あとがき

 

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