尽くす喜び

  『尽くす喜び』       
多くの福祉奉仕者への
首相の慰労会があった
社会の評価が高くなる
 一人々々が自分なりにも
 一人々々に尽くしてゆく
 これが福祉奉仕の原型だ
他に尽くす喜びを持てば
自分本位から抜け出せる
そこに大きな世界がある
              
[尽くす喜び] 幼児でもお手伝いをする喜びを知っている。所が「あなたの幸せの為に」とばかり親から何もかもして貰う育ちになると、他に尽くす事の喜びも価値も知らない人間になる。日本では奉仕の評価が高くない。
    『尽くす喜びこそ人生の一貫事』
 勤勉の美徳を説くが奉仕の美徳が称えられる事が無かったこの国では、見事に経済繁栄をしているが結局は自我の花盛りである。苦悩や犯罪の大半が自我欲によるものであるが、奉仕の価値が欠落した社会では必然のものとなる。              田辺聖恵