縁と原因

   『縁と原因』        
一切は縁によって起きる
一切は縁によって滅する
一切の問題解決の原理だ
 時には自分の外縁が原因
 時には自分の存在が原因
 適確に縁と原因をつかむ
時には情報と判断の甘さ
時には自己心の未熟練さ
時には決断行動の遅滞さ
               
[縁と原因] 一般にはもの事の原因のみを追及して解決法とし易いが、生き方学においては原因ならびに条件縁を重視する。原因時にも現在時にも条件縁を伴わないもの事は無いからだ。ここに問題解決の哲学と実際性がある。
   『自己の有意義化こそ人生の学習課題』
 問題解決の第一必要は自己の有意義化である。生活難にも問題解決は必要だが、生存が満たされれば人は直ちに自己の有意義を求め始める。従って人生中期までにこの問題解決手法を体得せねば、一生を苦悩の連続とし易い。 田辺聖恵