釈尊の聖言 「真理道を説く」

  釈尊の聖言 
 おんみらは、我いかにして道を思い、いかにして道を行い、いかにして道を説くと思念なすや。
  「真理道を説く」
 釈尊の仏教とは真理の道を誰にでも分かるように説くものである。いわく言い難しなどというものではない。だが仏教国とも言われるこの国で釈尊の言葉を聞く事はほとんど無いのだから驚きである。
 釈尊は明らかに真理(四聖諦)を思い、行い、説くとその弟子に言われる。だが日本ではこれを聞く事が出来ない。仏憎が説かないからである。仏教書には必ずといっていい程すでに書かれているが単なる話で終わる。この真理が説かれない仏教とは何であろうか。その答は仏教とは言い難い新教団の出現である。霊感本位ともなれば真理などは問題外となる。長い間、真理を説いてこなかった日本の宗教歴史が、今こういう形で批判されつつある。このままではますます自我欲中心になるより外はない。今こそ釈尊が待たれる。