釈尊の聖句 363

363 口を慎み、語る所賢明に、寂静にして正理と正法とを明かにする比丘は、その説く所甘美なり。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 二五 比丘品 七三頁)
意義
口をつゝしみ、聖なる言葉を語り、心しずかに、意義とダンマを明らかになすビクのその説くところはうるはし。(田辺聖恵訳)

◎釈尊仏教は、ダンマ(正法=真理=縁起=空=本願)が中心である。これのぬけたプヅダは架空のもの。ダンマを中心にその意義を考え、語りあうところ信と行が展開される。沈黙は何ものも生み出さない。意義を考え、その意義を信仰するところに仏教徒の平安がある。聞法が知を伴わねば単なる暗示方式となってしまう。本願が正法と受け取られる日も近い。(田辺聖恵)

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