釈尊の聖句 236

236 汝自ら自己の依所を造れ、速に精勤せよ、賢者たれ。心の垢穢を払い、罪過なくば、汝は天の聖地に至らん。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一八 垢穢品 五三頁)
より所ありや 
おんみみずから已のより所を作れ。すみやかに努力せよ。賢き者となれ。心の垢をおとし、けがれなくば天の聖地に、おんみはゆくならん。(田辺聖恵訳)
◎死を目前にして、已が何一つ頼れるものを持っていないことを一日も早く気づくこと。
甘やかしてはくれても叱ってはくれない。だから有難いのかも知れない。気づくのは結局己しかない。死は己の持物であり、死とは已の死だけなのだ。これに目覚めるのが仏教だから、全く日常が仏道。何しろ毎日死んでいるのだ。田辺聖恵

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