自然からの人間
『自然からの人間』
たまに雨風があっても
おだやかな風土にいると
自然を有り難いものと思う
地球の砂漠化が所々で進み
人間が環境破壊をしている
自然を有り難いと思えるか
余りにも文明に走りすぎて
自然への謙虚さを失うのは
人間が人間でなくなる事だ
[自然からの人間] 自然の一部分が生命となり人間になってきた。従って自然と人間という対立思想は人間を滅ぼす。総ての生物は植物を食べて生きるが、植物が生える環境にしてゆく事が人間という生物の基本とすべきであろう。
『自然から生じた人間は自然への敬愛を忘れない』
不自然さの中でどんなに便利虚飾を満足させても、心底からの喜びや感謝の心は生じない。文明文化が主役で人間はそれに振り回される存在になってゆくからだ。人間は自然から生じ自然によって生かされているのが事実だ。 田辺聖恵