驚いた。

10キロほど歩いて、
ドアを開けようと、
鍵を手にしようとする。
ない!
どのポケットを探してもない。
バッグもひっくり返して調べた
思い当たるのは折り返し点の自販機の前。
逆戻りだ。

ところがその途中の道路上に、
なんと、鍵が落ちている。
あった!
だけどなんでここに・・・
思ってもいなかった場所に、
しばらく呆然。
そうか、
暑くてウインドブレーカーを脱いだ場所だ。
この時ポケットから落ちたということだ。
しかしものの見事、
足先にあったものだ。
寸分たがわず歩いたということになる。
家人は外出中で、
どこで時間つぶそうかなと思案していた。
よかった。
助かった。

やっとラジオが途切れることなく聴けて、
気を良くしていたのに、
一転暗雲がという一幕。

16.75キロ