初中後

  『初中後』         
結果本位でもいけない
過程本位でもまずいし
初心本位でも足りない
 何事にも初中後があるが
 均等というわけでも無い
 どこが一番とも言えない
もの事の難しさがそこに在るが
難しいほど自分を磨いてくれる
結局は自分がどうかという事か
              
[初中後] 時には張り切ったり時には滅入ったりと誰にでも浮沈はある。その点天才でも凡人でも同じ事だ。満点主義では息苦しくなるが、人間にもリズムがあると考えればよかろう。初中後その都度力を入れてゆくより外はない。
    『常に自分の在り方を土台にする必要がある』
 新体操を見ていると大変な難度を入れて、しかもなめらかに演技するのが分かる。わざわざこんな難しい事をするのは人間の宿命の様なものかも知れない。それだからこそ人間とは何かという、根本的な考察が必要なのであろう。                 田辺聖恵