看の字

   『看の字』         
手と目で成り立つ看の字
手をかざして見る事から
注意して見る意味になる
 手と目が一致して物を作る
 手と目が一致して心を作る
 手と目と心で人らしくなる
手でする事を通して見る
手書きした物で判断する
手紙の交換で交流をする
               
[看の字] 看護というが先ずよく看なければ護る事も出来ない。よく看なければ心の交流も出来ない。遠くの人とは手で書いた手紙ハガキを通してお互いに心を看る事が出来る。手で書く事の大切さが今日改めて考えさせられる。
    『手と目と心で人生の綾錦を織る』
 ワ−プロを使いつけると実によく出来ているのに感心する。だがこれもキイを手でたたかねば始まらない。画面の字を目で確かめねばならない。こうして手と目で心を編み出す。手と目と心が生き方の根本と言ってもよかろう。             田辺聖恵