学習更新

   『学習更新』        
日に日に自己更新してゆく
学べば学ぶほど確実になる
粘土を付け加えて形作る様に
 日に日に食事をするものだが
 心の糧とて一日も欠かせない
 さもないと直ちに老化を始める
自己更新の喜びと学ぶ喜びとは
欠かせない車の両輪の様なものだ
二つが揃うからこそ駆動力になる
              
[学習更新] 知識のみならず、経験も行動も時には工夫創造も学習である。そうした学習は自己を更新したり確実にしたりする。これはそれなりの育ちであり熟成である。人生とはこの育ちと熟成のト−タルな営みと言えよう。
   『広義の学習において人は更新熟成をする』
 ボケに徘徊がつきものなのは人間の行動本質を現す。従って人は行動本質を常に満たす事と、その行動を価値化させる事を平行させねばならない。この様な熟成化と福祉化とを平行させる事が、高齢化社会の根本対策ともなろう。              田辺聖恵