自発積極

  『自発積極』        
一つの難度に取り組む
そこには緊張と充実の喜びがある
そこには自発積極の喜びがある
 一つの難度をクリア−する
 そこには鍛練や工夫の喜びがある
 そこには自己更新の喜びがある
一つの難度をレベルアップする
そこには未来を展望する喜びがある
そこには自己熟成の喜びがある
              
[自発積極] ぼつぼつ態度でゆくか、積極態度でゆくかは本人の選択である。だがどちらがより幸福ないし充実であるかとなれば自発積極の方であろう。何故ならば生命自体が自発行動によって生きるようになっているからだ。
   『生命本質としての自発積極も訓練を要する』
 若い時には積極を好み、高齢になるに従って平穏を好むとされているが、今日のように高齢期間が長くなればこれは変えられねばならない。平穏の中にも積極が組み込まれていないと、心と体両面の元気を保ち得ないからである。               田辺聖恵