結論を生きる

  『結論を生きる』      
人間は考える葦であるという
その考える事の人間的特徴は
人間自身を考える内向にある
 人間とは何かすべき事は何か
 様々な考えの練習を積み重ね
 人間という難問を解いてゆく
考える事の特徴は結論する事だ
結論の一つ一つが生き方になる
自分の生き方を意識して生きる
             
[結論を生きる] 道具を使ってエサを取る動物は一種の考えを持つと言える。だがどの様な動物も自分自身を考える事は出来ない。人間が考えながら生きるのは、やがて自分自身を考え、結論を出して生きる事の練習に違いない。
   『考えは遊びを含むが結論は責任を伴う』
 考えるのは易いが結論付けは難しい。考えには責任がないが結論には責任が自覚されてくる。多くの場合結論は決断となり実行となるからだ。こうして人は結論する為に実行力が問われてくる。この事が考えない傾向を生み出す。               田辺聖恵