生かされ認識

    『生かされ認識』      
空気も水もこの大地もわが物ではない
生命の元のような太陽もわが物でない
この生命すら永久に持ち続けられない
 自分以外のすべてによって成り立ち
 自分だけでは生きられないのが自分
 自分はまさに生かされて生きている
こうした事実は認識出来るものであり
この事実のスジ道を縁生縁滅と言うが
このスジ道を生きれば苦悩はなくなる
              
[生かされ認識] 「あなたの幸せのために」と育てられれば自分中心にならざるを得ない。空気が無ければ三分間で死ぬという事実、総ての物によって生かされている事実こそ教育の第一、そこからの感謝が生き方の第一である。
  『価値的に生きるには個と環境二面の相関学が要』
 生かされ認識と感謝が生き方基本として、その上に与えられた資質能力をフルに伸ばして価値的に生きるのが人間本質である。怠けや堕落は悪環境の影響である。生き方学が個人に止まらず環境性を持つ必要があるのはその為だ。                田辺聖恵