自己確定

    『自己確定』        
私はどういう人間何をする人間と
どの程度に自己確定的であろうか
そこがよりよき生き方のポイントだ
 世界中が激しく変動する時
 その対応に追われるというのでは
 自己を確立させてゆく事は難しい
自己の人生を己のものとするには
一種の毅然さというものが必要だ
そこに確定してゆく生き方がある


[自己確定] 仕事においては専門職という人は多いが、生き方において自分はこうだとハッキリ意識出来る人は少ないのではなかろうか。仕事は生き方の一部分であるから、生き方でこうだという面がなければ不確定人生となる。
  『人間は自己確定を根底にして対応する存在』
 先行き不透明などというが、それは自己不透明を意味している。自分なりの生き方原理を持つ人であれば、先々への対応は適切に出来るものである。人間は環境変動によって左右される存在でなく対応によって生きるものだからだ。               田辺聖恵