何を見るか

  『何を見るか』        
損得好き嫌いだけで見ない
真実を見てゆくような感性
ここに人間の磨かれがある
 一生を注ぎ込むようなもの
 それをつかみ取る様な感性
 ここに真の人間らしさがある
人類の過去現在未来を見る
存在価値を見るような感性
ここに生きてゆく甲斐がある
              
[何を見るか] 自然世界と人間世界を見比べれば、人間世界がいかに自我本位かが分かる。それと同時に自我本位を脱しようとするのも人類歴史である事が分かる。そうした人類系列の中で自分はどの様な位置を占めるのだろうか。
    『人類は何を見て生きるかを見るべきだ』
 今日高齢化が進むというのは、人間としての存在価値を考える時間が与えられるという事である。かつて少数の人しか考えなかった真実に対し、多くの人が目を開く事が出来る様になってきた事に高齢化の本当の意味を見るべきだ。           田辺聖恵